クラウドファンディングとは?どこよりも簡単に説明

クラウドファンディング=”資金調達のみ”というイメージはありませんか?

実は新しいビジネスのPRや個人の活動を共にする仲間を集めるためにも利用できます。
この機会に、クラウドファンディングのしくみや有効な使い方について説明します。
※クラウドファンディングには様々な形がありませうが、今回のご紹介では、一番シンプルな仕組みである「購入型」(リターンというお返し)を準備し、支援者がリターンを選んで支援する形を解説いたします。

クラウドファンディングとは?全体像の解説

クラウドファンディングとは、以下の構図によって成り立ちます。

①起案者がクラウドファンディングの詳細やリターン(お返し)を記載するページを作成・公開します。
②LINEやSNSでの発信・オフラインでの声かけなどを行い、支援者に作成したページを見てもらいます。
③共感した閲覧者が支援を行います。(支援額に対するリターンを選択します。)
④プロジェクト期間終了後、起案者は集まった資金を獲得します。(クラウドファンディングサービスを展開している会社から手数料を引いた額を受け取ります。)
⑤支援者全員にリターン(お返し)の送付やサービスの提供を行います。
⑥支援者がリターン(お返し)を受け取ります。

全体像として見ると、そこまで複雑な仕組みではありません
ウェブ上で上記の内容を行うため、どうしても複雑に見えてしまいますので、オフラインで行った場合をシミュレーションしてみましょう。

いかがでしょうか?
本質を解くと、以下の3つのステップです。

①やりたいことを周りの人に伝える
②周りの人が賛同し、支援する
③金額に見合うお返しを渡す

この3つのステップをウェブ上で行うことを「クラウドファンディング」と呼んでいる。
ということですね。

クラウドファンディングに向いている人はどんな人?

記事やSNSにて様々な意見がありますが、クラウドファンディングに向いている人を一言で言うと、

【応援される人(応援される事業をしている人)】 です。

具体的には、

①普段から社会に貢献しており、周りから感謝されている人
②法人会やビジネスコミュニティ、その他趣味のコミュニティなどに属しており、関わる人が多い中で貢献している人
③ビジネス(事業)自体が社会の問題を解決できるものを扱っている人
④普段から良い影響を多くの人に与えている人(インフルエンサーなど)
⑤何年も前から夢があり、周りにその想いを伝え続けている人

などが挙げられますね。

クラウドファンディングで心が折れてしまうタイミングと解決策

クラウドファンディングには、何個か大きな壁があります。
何も分からず、何にも気を使わずプロジェクトを開始してしまうと、「お金を集めたいだけの人」と思われたり、「ダサいページでブランディング効果の低下」などの効果を引き起こしてしまいます。
是非、この内容は頭の中に入れておいて下さい。

心が折れてしまうタイミングは大きく分けると以下のような項目です。

①自分がやりたいプロジェクトを言語化できない。リターンが何が良いのか分からない。
②ウェブ上で行うページ作成やリターンの設定などが難しく、時間がかかりすぎてしまう。
③写真などを持っていないために伝えたい情報をページ上で伝えることができない。

自分だけでできない場合は得意な人(コンサルティングに長けている人・ウェブページ作成に長けている人・カメラマン)などに依頼することも一つの手です。
※その中でもクラウドファンディングについて知識がある人に頼むのが一番良いですね。

1人で全ての業務を行うと、キャパオーバーになってしまう可能性もあります。
クラウドファンディングに挑戦したいと思う人はまずは周りの人で経験がある人がいるか確認してみて、いなければサポートしてくれる人を探す。と言う手順が一番成功に近い方法です。

クラウドファンディングの成功確率

100万円を集めたい!300万円を集めたい!など、目標金額は様々ですが、全てのプロジェクトを通して、クラウドファンディングの成功率は20%程度という統計があると言われています。

初めての挑戦で、やり方が分からないまま始めた方や途中で心が折れてしまったり他の業務が忙しくて気付いたらプロジェクトが終了してしまったという方が多いことが主な原因でしょう。
また、準備不足によるスタートダッシュを上手く切れないことも原因の一つと言えます。

成功確率を上げるためにはどうしたら良いのでしょうか?

クラウドファンディングのプロジェクトを成功させる3つのポイント

資格試験の合格率などでもそうですが、本気で挑んでいる人、ラッキー目的で受けている人など様々な人がいますよね。
クラウドファンディングでも同じことが言えます。
ポイントを理解して、しっかりと準備をすることで成功確率を上げることは可能です。

ポイント① 公開前の事前準備

公開前に必ず支援してくれそうな人のリストアップを行いましょう。
ここでは、お金を出してくれそうな人を挙げるも大事ですが、応援してくれそうな人やそのプロジェクトによってメリットがある人も含めてリストアップを行いましょう。

また、リストアップした人には公開後1週間以内には必ず連絡を取ることをお勧めします。

公開後1週間はとても大事な期間で、1週間以内で5割程度支援を集めることが出来れば成功確率は大きく跳ね上がります。

最初のスタートダッシュをしっかりと行うために、リストアップは必ずしておきましょう。

ポイント② マインドセットを整える

「お金を集める」というマインドセットでは、周りの人に伝える際に良い伝え方はできません。

あくまで目的は「お金を集める」だけではなく、「やりたいことがあって、知ってもらいたい。応援してもらいたい」ですよね。
面白い!応援したい!と思ったり感じたりしたら初めて支援される(お金が集まる)のです。

自分は○○をしたい!!
もし共感したら支援してね!!
という気持ちで周りの人に伝えていってくださいね。

一番最悪のケースは、周りの人から「お金を集めるために連絡してきた人」と見られることです。

伝え方はきちんと考えて伝えていくことをお勧めします。

ポイント③ プロジェクトを知ってもらうための広報活動を行う

プロジェクトを開始したら勝手に支援が集まるもの。だと勘違いしている人も一定数いらっしゃいますが、この考えは勘違いです。

もちろん、Campfireなどのクラウドファンディングサイトに掲載すると、一定数は見てもらえます。
しかし、自分からきちんと声をかけて、想いを伝える方が応援されて支援額は多くなっていきます。

※今までにない画期的な商品などは勝手に集まるケースもありますが、稀ですね。

①LINEなどで個人的にメッセージを送る
②チラシ などを作って見てもらう
③SNSを活用してフォロワーに届ける
④オフラインで会った人に声かけ

などを行って必ず「自分から!!」の姿勢でプロジェクトに挑んでいってください。

支援してくれる人は一部かもしれませんが、応援してくれる人は必ずいます!!
心を強く持って、想いをしっかりと伝えていきましょう!!

クラウドファンディングに挑戦したい方へ

広島を中心にクラウドファンディングの支援を行っている【ミラプロ(ミライプロデュース)】というチームがございます。

最初のプロジェクト立案の支援からサポートしてくれる数少ないチームですので、興味のある方は下記URLからご覧ください。

最後に

クラウドファンディングは必ず成功するものではありませんが、小さな一歩に挑戦するための手段です。

市場調査として使うケースもありますので、やりたいことが市場に認められるのか?
というお悩みを解決する手段とも言えます。

やりたいことを周りに伝える良い手段でもありますので、やってみたいという方は挑戦することをお勧めいたします。

1人でも多くの人がやりたいことを実践できますように。

他の記事でもクラウドファンディングのポイントを解説していきますので、ご覧ください。

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  1. クラウドファンディングのリターンとは?簡単に説明

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瀬尾 龍司